《HAGISO × 居間 theater》 萩フェス 2016
これまで様々なイベントを共同でおこなってきたHAGISOと居間 theaterによる、真夏の音楽祭「萩フェス 2016」を開催!
会場はHAGISOに隣接し、またHAGISOの大家さんでもある宗林寺の大広間。 どこか懐かしさ漂う大広間にて開かれる、多彩な顔ぶれのアーティストたちによる一日限りの音楽祭をおこないました。 日時:8月11日(木・祝) 会場:宗林寺 大広間(東京都台東区谷中3丁目10-22) ▽▼▽▼▽ 【朝の部】《やまの日 グッドモーニングコンサート》 open 10:00 start 10:30 出演:角銅真実/田中文久/西井夕紀子/野田薫/ほか 毎月一回、HAGI CAFEのモーニングの時間におこなっている good morning concert。そのスペシャルバージョンを、子どもと大人が一緒に楽しめる内容にてお届けします。 前回ご好評いただいた「ははの日 グッドモーニングコンサート」に続く第二弾は、「やまの日 グッドモーニングコンサート」。海、山、おばけ、アイスクリーム…… どんな夏の音楽がとびだすかはお楽しみ! 【昼の部】 open 13:00 start 13:30 出演:時々自動/バストリオ 音楽パフォーマンスを上演するスタイルで、唯一無二の活動を展開する劇団・時々自動。音楽家とのコラボレーションを積極的におこない、ドキュメンタリーとフィクションの境界を外す演劇ユニット・バストリオ。 「演劇的立場」から「音楽」する、ここでしか体験できないふたつのライブ。 【夕の部】 open 16:30 start 17:00 出演:今西玲子(箏)+日比和子(笙)/表現(Hyogen)/アマキオト 伝統の上に立つ革新性としなやかな音楽的センスで活動の場を広げている今西玲子(箏)+日比和子(笙)。人や空間と共鳴しながら音を紡ぐ“音楽の箱舟” ・表現(Hyogen)。「見立て」や「儀式」を扱いながら絵画的世界観を作り出すダンスプロジェクト・アマキオトも特別にコラボレーション参加。 夏の夕暮れ、大広間に流れる鮮彩な音楽と身体の時間。 ▽▼▽▼▽ 各回、ドリンクとお菓子の販売をおこないます。飲食コーナーにてご利用ください。 【料金】 朝の部:大人 1500円/小中高生 500円/未就学児 無料 ☆HAGISO店頭販売特別料金:大人 1200円 昼の部・夕の部:2800円 ☆HAGISO店頭販売特別料金:2500円 昼夕通し券:4800円 ☆HAGISO店頭販売特別料金:4500円 お問合せ:[email protected] 主催:HAGISO 居間 theater |
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▽▼ Profile ▼▽
角銅真実
マリンバ、打楽器 自作楽器 自身の声を用いての演奏活動の他、コンサートや各種レコーディングなどの音楽制作や演奏だけにとどまらず、越後妻有アートトリエンナーレ2015での滞在制作など、作家としての活動を展開している。
https://manamikakudo.wordpress.com/
田中文久
作曲家・サウンドアーティスト。1986生まれ、長野県出身。音楽に関する様々な技術やテクノロジーを駆使し、楽曲制作だけでなく空間へのアプローチや研究用途等、音楽の新しい在り方を模索・提示するなどしている。主な作品に、『GYRE 3rd anniversary 』『スカイプラネタリウム ~一千光年の宇宙の旅~』『スカイプラネタリウムⅡ ~星に、願いを~』CDブック『みみなぞ』など。
西井夕紀子
演劇やダンス、映画への楽曲提供を行うかたわら、ガールズロックバンド「FALSETTOS」メンバーとしてキーボードを演奏。参加作品に『アトミック・サバイバー -ワーニャの子どもたち-』(演出:阿部初美、2007年)、『秘密も、うろ覚え。』(モモンガ・コンプレックス、2013年)、ドキュメンタリー映画『おとなのかがく』(Studio Q-Li、2014年)など。
2005年よりこどものためのもちはこびパフォーマンス「もび」を主宰し、文化施設、学校などでワークショップやパフォーマンスを多数企画、実施。各地で滞在制作も行い、2012年には青森市かれいざわアートICHIBAで、2015年越後妻有アートトリエンナーレでは新潟県十日町市にある商店街で、人々と音楽を紡ぐ「Dear Someone」を発表する。
演劇やダンス、映画への楽曲提供を行うかたわら、ガールズロックバンド「FALSETTOS」メンバーとしてキーボードを演奏。参加作品に『アトミック・サバイバー -ワーニャの子どもたち-』(演出:阿部初美、2007年)、『秘密も、うろ覚え。』(モモンガ・コンプレックス、2013年)、ドキュメンタリー映画『おとなのかがく』(Studio Q-Li、2014年)など。
2005年よりこどものためのもちはこびパフォーマンス「もび」を主宰し、文化施設、学校などでワークショップやパフォーマンスを多数企画、実施。各地で滞在制作も行い、2012年には青森市かれいざわアートICHIBAで、2015年越後妻有アートトリエンナーレでは新潟県十日町市にある商店街で、人々と音楽を紡ぐ「Dear Someone」を発表する。

Photo: Tatsuya Hirota
野田薫
シンガー・ソングライター。ピアノとうた。
2007年より楽曲の制作を始め、2008年、東京を拠点に活動を始める。
2010年4月、ファーストアルバム「あの日のうた」を発表。
2010年秋、イギリスへ単身留学し、翌年、現地で出会ったミュージシャンらとミニアルバム「The London EP」を制作。
2012年春、帰国。「The London EP」発表。
2015年2月、イギリス人ミュージシャン James Blackshaw のアルバム「Summoning Suns」に参加。楽曲 “Towa No Yume” の日本語詞と歌を担当。
2015年5月、セカンドフルアルバム「この世界」を発表。
時々自動
1980年代初頭から活動開始。朝比奈尚行を中心に、「音楽で演劇する」独自の方法を駆使し、国内外で実験的な作品を発表し続けている。
また、バンドとしてのライブ活動にも重点をおいていて、今年9月と12月にも演劇的コンサートを開催する予定。
tokidoki-jido.com

Photo: 前澤秀登
今野裕一郎
演劇作家、映画監督、バストリオ主宰。
2010年に演劇ユニット「バストリオ」を立ち上げ、全作品の劇作・演出を務める。自然や都市のもつ感触、役者の身体から出てくる生理や質感を活かし、ドキュメンタリーとフィクションの境界のないフラットで豊かな作品をつくりあげる。独特な視点で空間を構成し異化することで、場所や空間を体験させるインスタレーションの側面を持ち、映像や音響からのアプローチを駆使してジャンルをまたぐ表現を取り込んだ演劇活動を行っている。
役者の存在、テキストや声、音、行為などの断片を文学的カットアップやドキュメンタリーの編集手法を用いて独自の視点で繋ぎあわせることで、新しい演出方法や劇世界をつくりあげてきた。主に動物や神話性のあるもの、生と死をモチーフにした作品が多い。近年は空気公団や杉本佳一、松本一哉、滝沢朋恵など音楽家とのコラボレーションを積極的に行っており、2013年にはminamoと制作した「100万回」で生演奏の中で音楽家と役者をフラットに存在させる独自のスタイルを確立した。
ドキュメンタリー映画の制作も行い、最新作は「出産」をテーマに命の誕生を真正面から描いたドキュメンタリー映画『3人、』がある。劇映画では2011年の東京を舞台にした長編映画「Hello supernova」が池袋シネマロサで劇場公開。2015年にはドイツのフランクフルトで開催された映画祭「ニッポンコネクション」のコンペ部門に招待され、現地の人に好評を得るなど活動の幅を広げている。
稲継美保(バストリオ出演)
1987年兵庫県生まれ。
東京芸術大学在学中より演劇活動を開始。特定の劇団には所属せず、活動の場を広げている。これまでに、松井周(劇団サンプル)、中野成樹(中野成樹+フランケンズ)、坂田ゆかり、矢内原美邦、岡田利規(チェルフィッチュ)などの演出家の作品を中心に出演している。
2013年よりパフォーマンスプロジェクト 居間 theater を立ち上げ、そのメンバーとして主に企画や演出をしている。
バストリオには、「ガール・プロブレム あなたの葬式でわたしが言うべきこと」、「Nowhere, yes」に続いて3回目の出演となる。
中野志保実(バストリオ出演)
神奈川県出身。玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業。
大学在学中より演劇を始める。昨年所属事務所を退所し、現在フリー。自主公演を行うなど精力的に活動している。
最近では『ドッグマンノーライフ』(山縣太一作・演出・振付)、栗☆兎ズ 『動く物☆』、バストリオ『ニュークリアウォーター』に出演。
松本一哉(バストリオ出演)
東京を拠点に活動している、石川県出身の音楽家・打楽器奏者。
伝統芸能や繊細で美しい美術工芸品を文化とする金沢で生まれ、自然の生み出すスケールと暮らしに息づく伝統から得たインスピレーションを自身のフィルターを通し音像へと落とし込む事で伝統と先進を意識した音楽表現をしている。
銅鑼・シンギングボウル・クリスタルボウルなどの倍音を多く含んだ打楽器を中心に、波紋音・音のかけら・陶琴壺・三昧琴などの音具・美術品・工芸品・自然物・非楽器などの音の鳴るオブジェクトを使用。音階や旋律ではなく音の響きそのものに重きを置き、自然の中での演奏・録音から作品作りを行い、一般的な音楽感からは逸脱したとしても、価値観や美意識に共鳴してくれる人や世界に音を届け続けることを自身のライフワークとしている。
2013年 瀬戸内国際芸術祭の関連事業「おとくち」プロジェクトにてグランプリを受賞。
2014年 原始感覚美術祭2014 水のうたがきの音楽担当や、バストリオの舞台『ALice, where are you going? 』に出演。
2015年 自身初のソロ作品『水のかたち』をSPEKKからリリース。
2016年 坂本龍一を中心とした音楽レーベルcommmons主催のイベント「健康音楽」への出演。
DOMMUNEにて「史上最も静謐な5時間ぶち抜き企画 EARwitness -音放つBLACK BOX-『水のかたち』Release Special」を配信。DOMMUNE主催の宇川直宏に「神回」と賞賛。
3ヶ月間で全国54ヶ所を周る『水のかたちリリースツアー』を開催。
HP http://www.horhythm.com/

Photo: kuroki mai
左上から時計回りに 今野裕一郎、稲継美保、松本一哉、中野志保美
左上から時計回りに 今野裕一郎、稲継美保、松本一哉、中野志保美
今西玲子
4歳より箏とピアノを始め、留学中のロンドンで箏とエレクトロニクスを用いたパフォーマンスを始める。英国のクリエイティブ集団 TOMATOのアルバム(Beat Records,2002)等に参加後帰国。2007年「snoweffect茶寮YMO」として桑原茂一氏のCLUBKINGや坂本龍一氏のイベント、電子音楽レーベル涼音堂茶舗やOff-Toneのイベント等に出演、楽曲提供する。ソロ活動をメインに据えつつ、テルミンと箏のデュオ「短冊」、笙箏デュオ、サウンドアーティストHaco との「aqua jade」、古舘健とのデュオ等でも活動。Sonar Sound Tokyo、Jazz Artせんがわ、Camp Off-Tone、音泉温楽、水都大阪等フェスティバルや、MIHARAYASUHIROのパリコレクションに出演する等、伝統の上に立つ革新性としなやかな音楽的センスが注目を集めている。
自身のライブ企画「SOUND QUEST」では現代ならではの出会いにより箏の様々な音色を引き出す試みを続けており、あらゆる楽器、ダンサー、 美術家、海外ミュージシャンとの共演や老舗企業とのコラボレーションも多数。
伊勢神宮はじめ寺社での奉納演奏から、和楽器演奏家集団での学校公演、 豪華客船でのコンサート、即興演奏まで、伝統の上に立つ革新性としなやかな音楽的センスが注目される。独自奏法 による豊かで静謐な響きは聴き手に新鮮な体験をもたらす。
http://soundquest.exblog.jp/
日比和子
6歳でピアノを、10歳でトランペットを始める。国立音楽大学卒。在学中に笙と出会い演奏活動を開始、卒業後雅楽演奏団体「伶楽舎」メンバーとなる。'08年静岡県AOIホール、'10年国立劇場、'11年サイトウキネン・フェスティバル(松本)にて武満徹作曲「秋庭歌一具」の演奏に参加。'08年より文化庁主催「文化芸術による子供の育成事業」にて全国の小中学校で雅楽の紹介を行う。'09年MITO音楽祭(ミラノ、トリノ他)に参加。雅楽以外の邦楽器や、様々な洋楽楽器とのアンサンブルおよびソロ活動を行っている。
表現(Hyogen)
4つの身体、4つの楽器による音楽の箱舟。
権頭真由(アコーディオン/歌)、佐藤公哉(ヴァイオリン/歌)、古川麦(ギター/歌)、園田空也(コントラバス/歌)。
2005年東京藝術大学に発足。即興演奏を下敷きとした作曲を特色とし、「未知の故郷が見える」と賞される音楽性でライヴハウス、ホールはもとより美術館、ギャラリー、寺社、教会、古民家、野外など多彩なスペースで演奏を行う。人や空間と共鳴しながら音を紡ぐ力に定評があり、様々なジャンルとの共演/共作、地域に密着したプロジェクトも手がける。
2013年 瀬戸内国際芸術祭パフォーミングアーツプログラムに出演しアルバム/アートボックス『琥珀の島』を発表。「川俣正・東京インプログレス」にゲストアーティストとして参加。CIANアートアワード2013授賞。
2014年 美術家・川俣正とCIANのサポートによる欧州3カ国(パリ、プラハ、ベルリン)のツアーを行い、各地で熱狂的に迎えられる。
2015年 越後妻有アートトリエンナーレの十日町市街地プロジェクト『サウンド・ダイアログ』で町を舞台にした音楽パフォーマンスを発表。ミニアルバム『一つの漂着』を発表。
http://sound.jp/hyogen/
アマキオト
伊東歌織を中心に2012年より活動を開始したダンスプロジェクト。 「身体は所詮、お供えもの?」をコンセプトに「見立て」と「儀式」を扱いながら創作活動を行う。生活の中における小さな儀式的行為から日本古来に根付く儀式などを多角的に捉え、「かつて そこにあったけれど今はない」モノや場所、「目には 見えない」人々の記憶、存在、土地の匂いと繋がりながら根源的な踊りの在り方を模索している。これまで古民家、美容室、ギャラリー等、劇場以外の空間形態からテーマを導き出しダンス作品を発表している。横浜ダンスコレクション2016コンペティションⅠにて『四角形のゆううつ』が奨励賞を受賞。