危機対応研究センター(釜石市・東京大学社会科学研究所)事業 記憶の社会的チカラ
居間 theater「よろず屋 イマシン 日常の一コマを土偶にしようワークショップ」
本企画は、危機対応学研究センター(釜石市・東京大学社会科学研究所)事業のイベント「記憶の社会的チカラ」内の1イベントとして行われました。
2020年2月9日~16日にかけて、危機対応研究センター(釜石市・東京大学社会科学研究所)事業「記憶の社会的チカラ −釜石におけるアートと展示イベント−」が、釜石市市民ホールTETTOのギャラリーにて開催されました。
私たち居間 theaterは本企画のなかで、アーティストグループとして「よろず屋 イマシン」という名の〝場所〟をひらき、「日常の一コマを土偶にしようワークショップ」を開催しました。 今回のワークショップで制作された土偶は2種類あります。 ひとつは、来訪者である居間 theaterが街や人に出会い、観察したものを形にした「観察者の土偶」。2020年、釜石で私たちが見たり出会ったりしたものです。 今の釜石の、ただそこにある風景・ただそこにあるだけの出来事を拾いあつめ、土偶として記録しました。 もうひとつは、釜石の人々が自分の日常の一コマを形にした「人々の土偶」。ここ釜石に暮らす人々や釜石に訪れた人々の、自分の生活のごくわずかな一部や想いを形にしたものです。 観察者の土偶と同様、特別なことではなく、そのとき頭に思いついたこと・考えたこと・願っていること・好きなことなど、その人自身の内にある〝何か〟を土偶にしてもらいました。 そしてそれらは、未来に向けて実際に釜石の山に埋められました。 もし、いつか誰かがこれらの土偶を発見した時、今この時の私たちの些細な出来事や想いは、どのように想像されるでしょうか。 もしくは、いつまでも誰もこれらの土偶を発見しなかったとしたら、今この時の私たちの些細な出来事や想いは、ただ消えゆくだけなのでしょうか。 あるいは、いつか無数の記憶の集積になりうるでしょうか。 それとも……。 |
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日時:2020年2月9日(日)〜16日(日)
会場:釜石市民ホールTETTOギャラリー
料金:無料/入退場無料
助成:東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト
会場:釜石市民ホールTETTOギャラリー
料金:無料/入退場無料
助成:東京藝大「I LOVE YOU」プロジェクト
危機対応研究センター(釜石市・東京大学社会科学研究所)事業
記憶の社会的チカラ ー釜石におけるアートと展示イベントー 危機対応学・釜石調査の研究成果報告会(2月15日)に合わせ、 2月9日から1週間、釜石市内各所において、釜石での地域社会調査の成果に関する展示や地域社会と社会的記憶の継承を考えるためのアート作品の展示等を行います。 震災復興後の地域のあり方を深く考える機会として、アート・スタディ・ツアーを開催します。 期間:2020年2月9日(日)〜16日(日) 場所:釜石市内各所にて開催 ー 参加型イベント「よろず屋 イマシン」 ー 記憶のブリコラージュ(Bricolage)ー危機対応学・地域社会班調査報告ー ー 震災の記憶、記憶の未来ー語りの底力 ー 平田第六仮設団地の記憶 ー 映像展示「告白(Confession)」 ー 懐かしくて新しい、まち歩き地図「釜石てっぱんマップ」の軌跡 |
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